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ドイツチョコの硬派な濃い味わい!ショカコーラ実食レビュー!

ショカコーラには「ビタータイプ」と「ミルクタイプ」があります。

赤のタイプがビター、青のタイプがミルクとなっており、オリジナルは赤のビターだったよう(公式サイトのホーム画像も日章旗のような赤のデザインです)

店舗で見つけ、最初はキャンディかと思って手に取ってみたら、チョコレートだったので、珍し気のあまりに思わず買ってしまいました。

そのほかにも軍隊で糧食として使われてきた歴史などもあり、なかなか興味深いじゃないか・・と歴史好きの血が騒いで「よしそれじゃあ!」と、もう一種類のショカコーラを慌てて買いに出かけた年末の出来事。(2種類あるのです)

今回はそんなショカコーラの実食レビューを、チョコの歴史と味わいも併せて紹介したいと思います。


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ショカコーラの歴史

・スポーツでの栄養補給用の食品として1935年にドイツで製造が開始され、1936年の夏季オリンピックにも導入された。

・第二次世界大戦ではドイツ軍の戦闘糧食(レーション)として採用。

・戦時中には、チョコの眠気覚ましと集中力向上、緊急時の栄養補給の効果を期待され、ドイツ空軍のパイロットやクルー、陸軍の戦車兵、海軍のUボートの乗組員に支給されている。

・現在もドイツ国内で製造されている

・容器も内容物も製造開始当時から変わっていない

・変わったのは、円形状だったのがピザ状に切り分けられたこと、容器のデザインである

・コーヒーと磨り潰したコーラの実が加えられており、チョコレート(Schokolade)、コーヒー(Kaffee)、コーラの実(Kolanuss)の3つが、ショカコーラ(Scho-Ka-Kola)という名前の由来になっている。

・コーヒーの風味が強く、苦みがあって甘みは少なめ

・カフェインの含有量が多く、眠気が覚め集中力が高まるという効能がある。

・現代では甘みを増やしたミルクタイプもある

(参照元:Scho-Ka-Kola - Wikipedia)

いきなりwiki仕様になりましたが、いかんせん、公式サイトは思い切りドイツ語でしたので、こちらに情報を頼る形になりました。

コアラがショカコーラを食べて暴れまわる、微妙に危ないコマーシャルです(笑)

全体的にコアラの造形も無造作で、本当に大丈夫かよ、このメーカーは?と食べる前から不安になりましたが、まあそこは質実剛健なドイツ人のこと。

味の方は確実なところを狙ってくると思われるので、なんとか大丈夫なレベルに落ち着いていることでしょう。

ということで!

そろそろ実食レビューにいきましょうか!


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ショカコーラ・ビターの場合

伝統のショカコーラです。

まるで浅田飴のような缶タイプ。

ドイツ製らしく、しっかりした造りです。

ショカコーラをショカコーラたらしめているコーラの成分が、原材料にもはっきりと「コーラナッツパウダー」として明記されています。

では中身を拝見。

かなりビターなカカオの香りがきた!というべきでしょうか。

少し臭みのあるカカオマスの野趣溢れる匂いがするというか・・

正直、薬っぽい匂いです。

二段重ねになっており、なかなかの量が確保されていますね。

そしてこれが一切れ。

かなり硬質な造りです。

ベルギーやイタリア、フランス、オーストリアの上品なチョコとは真逆のハードボイルドなルックスが男心に素晴らしすぎる。

初めにかなり固めの三角チョコレートを噛むと、最初のカカオマス臭さから一転して、苦味のあるビターな味わいがパッと広がる感じがします。

言い換えれば、焦げたパンのようなビターさですが、食べ進めるうちに甘味も出てくるので心配ありません。

コーラが含まれているということですが、正直その存在はあまり感じませんね。

とはいえ、普通のビターなチョコレートにはないパンチ力のある奥深い味わいは感じるので、これがコーラの成せる技なのかもしれません。

といいつつ!

後味にうっすらとですが、コーラらしい風味が到来したので、これがそうなのかもしれません。

ビターかつ薬味のきいた味わいですが、意外に甘味もしっかりあり、総じて美味しいと思える味わいといえるのではないでしょうか?

ショカコーラ・ミルクの場合

次はミルク味です。

こちらは青の缶。

やっぱり浅田飴にしか見えません。

原材料ですが、材料そのものの内容はビターとなんら変わらず。

ただ配合されているカフェインの量に関する表記が少し異なるので、ひょっとしたらこのへんの違いが味や効果を分けるのかもしれません。

そして中身。

ビターに比べて全体的に白がかかった感じです。

二段重ねも変わらず(赤と同じなので写真は省略しています)

では一切れを取ってみましょう。

やはり黒みが少ないですね。

これこそが苦み成分の量の違いを表すのでしょうか。

香りですが、ビターほどは強くありません。

そして一噛みすると、意外なほど甘い風味が広がります。

そのあとすぐに薬味の効いた風味が広がる感じが。

ビター味でもふと感じたことですが、この薬味成分こそがコーラの実の風味そのものなのでは?(はっきりとは分かりませんが)

ともあれ、味わいそのものはビター味に比べると、随分マイルドで、比較的食べやすいと思います。

むしろ甘さが強調されるから、ビターが好みの自分的には、ちょっと甘すぎるかなという印象ですかね。

後味もけっこう甘く、その後ろに薬味っぽい風味がついてくる感じです。

くどくはなく、コーラとカカオマスの成分が味を引き締めている感はあるので、ただの甘ったるい海外チョコとは一味も二味も違います。

まとめ

どちらもハードな固さで、パンチのある味わいを持っていました。

まさに野趣溢れるチョコレートという感じで、その風味はリンドールのような優雅さや洗練された文化が詰まったチョコとは違い、いかにもゲルマン民族の武骨な薬味チョコレートといったところ。

このあたりの味わいは、同じドイツメーカーのリッタースポーツにも共通するところがあると思うので、もはやこれはドイツvs西ヨーロッパの戦いになるといっても過言ではないかと勝手に考えております。

とにかく食べていてパワーをもらえそうな気分になるので、食べるときは「押忍!」とか「ダンケシェーン!!」とか気合いの一声を入れて口に頬張るのが、正しいドイツ式チョコレートのエチケットというものではないでしょうか?

大事な商談や試験、告白など、集中力や気合いを入れたいイベントの前にぜひどうぞ!

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