ステラの有機チョコレートシリーズのレビューです。
前回までにダーク75%、ダーク80%、ミルクチョコレートを紹介してきましたが、いよいよ今回はこれまでとは違った果実編に入ります。
チョコに配合されたのは「ザクロ」。
フランスのチョコの紹介で、この時のザクロの風味も独特でしたが、味わい深いものがありました。
今回のザクロはステラの有機チョコとどのようなコラボの結果になるのか?
では本編を!
の前に、まだご存知でない方のために、恒例のブランド紹介をしておきましょう。
【ステラ】
・1925年のチューリヒで始まった、スイスの老舗ブランド
・「オーガニックチョコレート」シリーズ6種全てで有機JAS認証を取得
・1991年に世界に先駆けてフェアトレードチョコレートを開発
・世界中の農業協同組合と協力関係を築き、現地から直接、原材料を入手している(カカオの苗から豆の収穫・加工までを支援)
・チョコレート本来の味を大切にするために乳化剤は不使用
きちんとしたチョコの味を確保するために、ありとあらゆる方法でその品質を守り抜く【ステラ魂】は食べているだけで舌先が下がる思いです。
そんなステラが贈る最新最強の果実配合オーガニックチョコを(「最新」と「最強」は勝手につけました)どどん!と食べてみようではありませんか!
ではいざ!!!
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「ステラ」オーガニックダークザクロチョコ実食!
では外観を。
カカオ色の落ち着いたカバーにザクロの赤色が燦然と輝いております。
原材料が、有機カカオ、有機砂糖、有機ザクロ以外に、有機濃縮リンゴジュース、有機ココアなど、ありとあらゆる自然素材が有機色に染められています。
中身もスマートかつシンプルですね。
こうやってみると・・
質の良い文房具のようにも見えなくもありません。
割ってみると、中からザクロと思われる果実の実のようなものが見えます。
ちなみにザクロとは、中央アジアやアフリカが原産の果実で、主に鑑賞用に使われているみたいです。
もちろん食用でも利用されてきており、その根や皮、実には古くから「条虫」(寄生虫の一種)の駆除薬として使われてきて、ほかにも下痢や下血、口内炎の薬にも利用されたといいます。(「ザクロ-Wikipedia」より)
そんな体にも良いザクロが入ったヘルシーダークチョコの香りは、ベリー系の華やかさが特徴的。
一口噛むと、まるで花のように明るく華やかでリッチな匂いが「ふわっ」と口の中一杯にに広がります。
続いて、ほどよい甘さが到来し、チョコのダークかつマイルドな味わいが絶妙にマッチ。
さらにザクロと思われる細く砕かれた乾燥果実がチョコと一緒に混じって、
カリポリ、カリポリ、カリポリ
という心地よい音を立てて脳髄に直接カカオマスエレクトロサウンドを響かせてくれます。
この時点ですでに「押忍!参りました!!」と心の白旗を挙げているのですが、ザクロチョコは降伏など一切認めぬという無慈悲な総攻撃を舌先に仕掛けてきて、完全に私の食感防衛ラインは崩壊しました。
正直に言いまして、このチョコは相当美味しいです。
決して嫌味だったりくどさがない甘さなので、気持ちよく食べられます。
カカオの苦味もほとんど感じず、後味もさっぱりしているので、果実の香りが軽やかに味わえると思いますね。
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まとめ
想像以上に華やかで香り高い味わいになっていた有機ダークザクロチョコ。
ほぼすべての原料が有機栽培物ということで、その品質の高さも世界水準で信用できそうです。
ヨーロッパのチョコメーカーはかつての植民地時代の遺産も関係しているのか、アフリカ諸国と深いコネクションがあり、さらに地理的な有利さも手伝って、チョコレートの生産に関しては世界のトップレベルにあると思います。
それを加工し、芸術的な極みに高めていくのは日本もひけをとらないと思いますが、素材の調達や生産に関しては、やはりまだまだ欧州に一日の長があると感じますね。
そんな歴史とコネクションの強みを存分に生かしたようなステラの有機ザクロチョコレートの威力に今回は完全にしてやられました。
ほかにも果実系の有機チョコを色々と試したいと思うので、ぜひまた機会を作ってステラシリーズを取り上げていきたいと思います。
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