有機チョコレートの紹介です。
今回のチョコを販売しているのは「ピープルツリー」という会社。
イギリス人の社会活動家サフィア・ミニー女史が東京でオープンしたフェアトレードカンパニーである同社は、アフリカや中南米の発展途上国を中心に衣料品や雑貨、食料品などの企画販売を行っています。
活動の歩み | オーガニックコットン、フェアトレード・エシカルファッションの通販サイト。フェアトレードの【ピープルツリー】
同社はチョコレートも扱っており、ボリビアやペルーの生産者が育てたカカオ豆を適正価格で購入し、ミルクチョコレートの発祥であるスイスの工場で生産されています。
乳化剤などの添加剤や植物油脂をできるだけ使用せず、温度にデリケートで溶けやすいココナッツバターをふんだんに使っているため、その味わいは優しく、なめらかな口当たりが特徴的だとか!
公式サイトを見るだけで、ここまでチョコの美味しさをアピールされてしまえば、食べる前から涎(よだれ)がナイアガラの滝のようにドドドドドドッと唇の端から流れ落ちるのは当然というもの。
そこでですな!
早速食べてみることにしました(笑)
それだけかい!というツッコミをささと躱しながら、怒涛の如くにピープルツリーの味わいを堪能してみようではありませんか!
コンテンツ
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ピープルツリー「オーガニックビター」外観レビュー
まずは外観からご覧そうじろ。
なかなか味のあるパッケージデザインです。
実はピープルツリーのフェアトレードチョコのパッケージは、すべて同じイラストレーターの方が手がけているのだそう。(大神慶子さん)
女性らしい優しい花の絵柄は、同社のエコなブランドイメージとぴったり合っている感じがしますね^^
有機チョコレート、有機カカオマス、有機黒糖、有機粗糖、有機ココアバターの有機5人衆がその姿を目の前に出現させたときは、ぞろりぞろりとビターな香りを際立たせて私の鼻面をパツーン!と引っ叩いた気がしました。
大きさは男性の手のひら半分くらいなので、ハーフサイズの板チョコという感じです。
表面のデザインは非常に綺麗に区画整理されており、さすがはチョコの本場の一つスイスの工場が生み出した精緻なスイーツビジュアルといえますね。
ではそろそろ味わいを堪能するとしますか!
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ピープルツリー「オーガニックビター」実食スタート!
まずはワンブロックを。
濃厚なカカオマスの苦味が、チョコの深部から滲み出すように「ツツ」と私の鼻の粘膜を覆います。
そして口に含んだ瞬間、カカオの苦味がパァーッ!と広がりました。
「!?」
そのまま苦みが続くのかと思いきや、噛んでいくほどに香りで得られるような苦味は感じず、
(これは美味いじゃないか・・・)
指をぷるぷる震わせながら眉間にしわを寄せて目の前のチョコの破片をじっと見つめると、チョコの化身が断面の奥から顔を覗かせて「ハロー」と挨拶した気がしました。
(いやさグッドモーニング)
軽い訂正を入れて差し上げると、私はおほんと一つ咳払いし、そのまま残りを惜しむようにじっくりと噛んでいったのです。
「カリッ」
と音をたてて歯を入れたその先には、さらなるボリビア的豊穣の世界が私を待ち受けていました。
(甘さは結構あるな)
そしてそれがビターなカカオの癖のある風味を中和するだけではなく、
もう少し甘さを抑えてもらえたらと思いましたが、甘さそのものは有機黒糖や粗糖の嫌味の無いナチュラルさがあったため、オリーブとカカオの香り高さが食後しばらく口の中で漂う気持ちよさを味わうことができました。
まとめ
想像以上に香りの良さが目立ったピープルツリーのオーガニックビターチョコ。
カカオ本来のフルーティーで苦みのある自然な匂いが終始、私の鼻の穴をヒクつかせる結果となりました。
口どけ感ももちろん良く、なるほどこれはしっかり作りこまれているぞと。
その後に添えたオリーブオイルとの組み合わせもべリマッチョでございまして、カカオの苦みとほのかな口どけ感が、オリーブオイルのまろやかでフルーティーな香りに染み込むように口の中でブレンドしてくれていました。
惜しむらくは「甘い」ということ。
男性チョコラーの自分的には、チョコには甘さではなく「激しさ」「情熱」「漆黒の弾丸」を求めるので(最後はイマイチ意味不明ですが)、もう少し糖分を控えめにしてもらえれば、より完璧な有機チョコの実像が浮かび上がるというような気がします。
このブランドは他にも美味しそうな有機チョコを販売していますので、また試してみたいと思いますし、この記事を見て初めて知った皆さんにも、発展途上国のカカオ生産者を支援するという意味で、ぜひ一度味わって頂ければと思います。
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