インスタントコーヒーの雄、ネスカフェゴールドブレンドの「コク深め」バージョンです。
ゴールドブレンドは古くから我が家で定番のインスタコーヒーとして、およそ4半世紀を共にしてきたのですが、今回その新しい味わいが気が付けば売られていたという衝撃の事実が発覚。
発売年月日を見れば昨年の9月ということで、こりゃ結構前じゃないか!と。
ゴールドブレンドは定番のものしか買いませんからね。
新しいタイプが出てもスルーしてしまうのが常なんです。
しかし今回は違います。
なんといってもコクが命ですから。
コクといえば、私の人生ではコクそのものを体現したような生き様を貫いてきていました。
コク深い味わいのある大人の香りを漂わせるような、そんな男前になりたい、そう思う一心で、この40数年を懸命に生き抜いてきたのですよ。
その思いが結実したのか、していないかはまだ誰も分かりませんが、しかしそこは・・・
えっ?
ごたくはいいから、さっさとレビューしろって?
了解しました。
では早速、ゴールドブレンドのコク深い大人の味わいを、コク深な私が試して差し上げようじゃありませんか!!
ゴールドブレンド「コク深め」レビュー開始!
まずは渋い外観をどうぞ。
いつもの明るめのブラウン色から一転して、ダークでビターなディープブラウンを採用。
これは見た目からズギュンッ!とやられましたわい。
「コクと香りに芯がある」
素晴らしいですね。このキャッチコピーは。
コーヒーでも人間でも「芯」があるのとないのとでは大違いですから。
その芯とやらを確認してみると・・
う~ん、ビタリス。
ビターのギリシア語風表記ですが、もちろんそんなものは私の造語にしかすぎません。
それよりもこの香りですよ。
強目で酸味キツめな、パンチ―な風味ときたら!
間違いなく、このコーヒーは旨いですよ。
この段階で確信しましたから。
むむむむむんっ!
お湯を入れると、さらにその力強いビターな大人の香りがいや増しに増したがな!
その味わいは?
口当たりはかなりさっぱり
くどさがありません。
苦味は普通のゴールドブレンドの1.5倍増しで、
コク深さの最大の特徴は風味でしょう。
口に含んでから鼻に抜けるまで、およそ約5秒、この間に感じるビターテイストは、もはや快感ですらあります。
それでいて後味に残る風味は、春風のように爽やか。
香りと味わいの二重奏に熟練の指揮者の趣すらあります。
全体的にはさっぱり味の飲みやすいゴールドブレンドコーヒーですが、その奥に隠し持つビターなパンチ力は、飲んだ後の口の中に徐々に表れてきますので、ご用心をば。
では次にラテバージョンをご覧にいれましょう。
ミルクは明治の低脂肪乳。
注ぐとミルクのまろやかさが混じってマイルディな香りを放ちます。
ブラックでのビタリスな味わいがあったので、かなりなミルクをいれたはずですが、コク深さが目立って、
コーヒーのビター感が強めで、かなり味の引き締まったラテになったような気がしますね。
まとめ
ブラックよりもラテのほうがよりストロングタイプに変化したという、驚きのレビュー結果。
これはミルクのまろやかさが、コーヒー本来の実力を引き出したということになるのでしょうか?
それともミルクの相性が悪かったのか。
アマゾンの商品サイトでは、ネスレブライトを使ったラテを推奨しており、そのほうがより味わいに豊かさが出てくるのかもしれません。
今度はネスレブライトを購入することにしましょう。
ともあれ!
今回のコク深めで感じたのは、通常のゴールドブレンドのマイルドな美味しさ。
疲れている時や、優しい味わいが欲しい時はノーマルなゴールドブレンドで、刺激が欲しい時、甘いものを食べて口の中がべとべとにスイートまみれになったときのお口直しには、コク深めと、どちらの良さをも生かした飲みかたがより鮮明になったレビューともいえると思います。
これからもゴールドブレンドを愛し続けます。