ドイツが誇る伝統と機能美のチョコレートブランド「リッタースポーツ」。
1912年に創業の同社は、アルフレート&クララ・リッター夫妻が始めた、小さなチョコレート製造会社がブランドのスタート地点だと言われています。
私自身も輸入食料品店でこのブランドのチョコを発見して以来、その味わいと食べ応えの良さ、そしてパッケージデザインのスポーティーさには毎回ながら「おおお!リッター!!!」と感動させられております。
今回は、そんなリッタースポーツの美味しさと豊かさを、これまで食べた5つのチョコレートの実食レビューに寸評を加えながら、ランキング形式でまとめてみたいと思います。
リッタースポーツ実食おすすめランキング
1位「ハニーソルトアーモンド」
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【リッタースポーツ】「ハニーソルトアーモンド」実食レビュー
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アーモンドの香ばしさと食感、はちみつの優しい甘さが際立つチョコです。
加えられた塩味が甘さを際立たせてマイルドな風味醸し出していますね。
ナッツ系のチョコは食感が命なのですが、このハニーソルトアーモンドはアーモンドの大きさが通常よりもラージなので噛んだ時のインパクトがかなりのもの。
食べ応えがあってジャリっとした食感が最高な一品です。
2位「ラムレーズン」
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【リッタースポーツ】ラムレーズンチョコ実食レビュー
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ヘーゼルナッツの噛み心地、ラム酒の香り高さとスパイシ―な風味、ミルクチョコのカカオフレーバーがバランスよく調和して、美味しくも食べごたえのある一品となっています。
特にラム酒のフレーバーとナッツのジャリジャリ感は、このチョコの魅力のツートップといえる存在。
お酒フレーバーのチョコにありがちな「ツン」としたキツさはなく、リッチな余韻を残しながら口の中に広がっていくのが素晴らしいです。
香りで味わうなら、ぜひともこちらのリッタースポーツチョコがおすすめです。
3位「ストロベリーヨーグルト」
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【リッタースポーツ】ストロベリーヨーグルト実食レビュー
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ストロベリーとヨーグルトの爽やかさが際立つ「乳酸菌系チョコレート」です。
乳酸菌は胃腸の調子を整えてくれるため、スイーツやチョコの食べ過ぎでお腹を痛めたり下す実食家的には、おすすめのメディカル葉系チョコの一つ。
後味も悪くなく、甘いくどさも残らないので、女性にも食べやすいチョコだと思います。
唯一の欠点は、ベースとなるチョコレートが甘すぎるということ。
正確には配合されているヨーグルトパウダーとストロベリーのまろやかな味わいが、チョコの甘さを強調しているに過ぎないのかもしれません。
それでも全体的には甘さが目立つので、そこはハードボイルド系チョコレーターとして「減点!」と厳しい評価を下さざるを得ません。
ということで3位にランクインさせてもらいました。
4位「ナッツホワイト」
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【リッタースポーツ】ナッツホワイト実食レビュー
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ホワイトチョコベースのヘーゼルナッツ入り、米入りという、ヨーロッパ系チョコレートとしては意外な配合材料です。
米は食感のために入れたのでしょうか?
実際の食感の主役はやはり「ヘーゼルナッツ」で、一噛み目にナッツのカリッと感がきて、二噛み目にナッツのジャリジャリ感、香ばしさ、ホワイトチョコのマイルドな風味が到来します。
相当甘い味わいでありながら、後味にそれを長引かせなかったのは、まさにコメの力が成せる技といえるのではないでしょうか?
5位「レーズンナッツ」
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【リッタースポーツ】「レーズンナッツチョコ」実食レビュー
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最初に食べたリッタースポーツチョコレートです。
第一印象は「濃い」味わい。ただ二噛み目からは、レーズンの酸味がほどよく効き始めて、最初ほどの濃さは感じられなくなりました。
むしろナッツの歯ごたえとレーズンのサワー感で爽やかな風味に変化したといえるほど。
おそらくチョコ本体が濃いと思うので、逆に配合されているナッツ&レーズン(70年代のカントリー歌手グループの名前みたいだ)が味わいを薄めているように感じたので、やはり果実のバランサーとしての働きは食物界共通なのでしょう。
まずまずの味わいだったチョコでした。
6位「ココナッツウェハー」
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濃くて甘くてトロピカル!「ココナッツウェハー」レビュー!【リッタースポーツ】
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ココナッツ入りの濃いめチョコです。
リッタースポーツ独特の甘濃さが目立つチョコですが、中に挟まれたウェハースの軽い口当たりとココナッツの爽やかな風味が上手く中和してくれています。
香りの良さが抜群ですが、そのぶんオイリーな風味も併せてくるので、苦手な人は厳しいかもしれませんね。
逆にココナッツ好きな人には「たまらんばい!」となること必定の美味しさなので、ぜひ試してみてほしいと思いますね。
まとめ
リッタースポーツおすすめランキング、如何だったでしょうか?
どのチョコも頑丈で食べごたえがあって、その機能的なデザイン(パッケージが開閉できるように設計されている)と併せて、いかにも「ゲルマン」的な質実剛健さを感じるブランドになっていると思います。
もっと日本での販売扱いを増やして頂いて、これまでに見たことのないシリーズを味わってみたいと思います。
そしていつの日か「全商品の実食レビュー」を果たしてやろうじゃありませんかグーテンターグ!