ドイツのチョコレートブランド「リッタースポーツ」実食レビューです。
今回紹介するのは「ココナッツウェハー」。
その名の通り「ココナッツ」が入ったチョコレートになります。
ココナッツといえば東南アジアが原産地のトロピカルフルーツ。
その独特の香りに引き付けられる人は多くいて、私もその一人。
甘く上品で石鹸のような匂いは一度嗅ぐと忘れられません。
実からとれるココナッツオイルはダイエットや美容に良いと評判になったほどで、ブームが去った今でも根強い人気があります。
そんなトロピカルなココナッツが入ったリッターチョコはどんな味をしているのでしょうか?
では早速レビューといきましょう!
リッタースポーツ「ココナッツウェハー」実食レビュー
チョコとココナッツとハイビスカスと葉がイラストされた「南国の風景」。
トロピカルイメージを前面に押し出したパッケージングですね。
赤字で書かれている文字「Hula Hula」は「踊り」を意味していて、ハワイの踊りで有名な「フラダンス」のことを指しています。
そんな「ハワイアン」なリッタースポーツチョコの原料は、
となっています。
パッと見た感じはココナッツは当然ながら、水あめやモルトエキス、香辛料という成分がチョコには珍しく感じますね。
トロっと感や香ばしさ、ピリ辛風味が混じっているのでしょうか?
では中身を開封です。
出ましたリッタースポーツ。
1ブロックごとにブランドの刻印が入っている律義さが、いかにも「ドイツ」を表しています。
厚みもたっぷり。
裏はいつものようにノーマル。
香りですが、ココナッツの匂いはそこまで強烈にはしませんね。
もちろんするのですが、カカオの発酵系の香りとオイル独特の匂いの背景にふんわりと漂ってくる程度です。
食べてみてからがお楽しみ!ってことですかな?
割って中身を見てみましょう。
チョココーティングの中にウェハースとチョコの層が重なっているのが見えます。
割ったときの感覚は意外に「軽い」です。
実食してみますと、最初に噛んだときにポキッというチョコと歯が当たる音ではなく、カシュッという軽いサウンドが口の中に響きます。
これは何かというと「ウェハース」。
チョココーティングの真下に鎮座している食感軽めの小麦粉生地です。
このライトな口当たりのウェハースが最初のインパクトにきて、続いてチョコの濃厚な風味がジワリと広がる流れになっていますね。
そこで登場となるのが「カカオマス」と「甘さ」と「ココナッツ」の味わいと風味の二重奏。
カカオの発酵した独特の風味をベースにその上を甘さとココナッツの香りが狂喜乱舞しているという感じがグレイト。
とにかく甘い。
とにかく濃い。
それでいて心地よい。
心地よさの原因はもちろん「ココナッツ」。
爽やかでトロピカルな風味が一陣の風となってカカオと甘さにまみれた口の中を「サワーッ」と吹き流していくイメージなんですよ。
おそらくココナッツがなければ、ただの「甘く濃い」ドイツチョコで終わっていたのでしょうが、南国の爽やかな風が吹くことでそれをザワワとブロウしてくれたのです。
さすがは脂肪として蓄積されにくく、逆に燃焼しやすい中鎖脂肪酸の雄、ココナッツ。
その身に豊富に含まれたビタミンEの力でこの身を老化から守っておくれやよし!
まとめ
最後はなぜか京都弁になってしまいましたが(笑)、とにかくココナッツの風味は予想通りに「爽やか」でした。
その背景に濃いめのチョコの味わいがあるのですが、これはもう欧州系チョコの宿命というやつですね。
あちらのチョコは日本と違って甘さやミルク成分が濃いめに配分されているので、とにかく全体的にパワフルなものが多いんですよ。
とくにドイツのチョコはその傾向が強くて、リッタースポーツもそのうちの一つになって、過去に食べたものもおしなべて「濃かった」です。
そんな濃さを中和してくれたのが「ココナッツ」と「ウェハース」。
爽やかな風味と軽い食感が「重く」なりがちなドイツチョコの味わいをギリギリのラインで中和してくれていましたね。
ウェハースの薄めのシャリザク感しかり、ココナッツのトロピカルな潮風しかり。
とくにココナッツはその香りと風味と栄養面での「万能感」にひれ伏させていただきました。
チョコにも合いますし、パンやパスタ、肉料理や魚料理、サラダににつけても美味しいので、未経験の人はぜひ一度試してみてくださるやよし。
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