フィギュアチョコ

イタリアのダンディな葉巻チョコレート購入レビュー

2019年1月31日

シガーチョコレートの紹介レビューです。

いきつけの輸入食品店で見つけた時に「こいつはいける」とわけもなくそう思い、それを抱えるようにわきに抱えてレジにもっていき、「マスター、こいつを頼む」と差し出したのがこれです。

当然ながらレジはアルバイトの綺麗なお姉さんなので「マスター」ではなく「レイディー」となるわけですが、そんなことはすでに妄想モードに入ってしまった私には関係ありません。

「ボスに聞いたよ。この店のこいつがこの街で一番美味いんだってな・・」

眉間に皺を寄せてカウンターに肘をかけて「この、これ」を連発する私に、レジのお姉さんは完全にスルーの方向といった風情の表情で「こちら〇〇円になります」と無表情でお応えしてくれました。

「そうかい。分かったよ。こいつは禁制品というわけかい」

分かったような分からないような三文芝居を続けながら、私は財布から野口英世を取り出して、

「釣りはいい」

と言いかけましたが、そこはそれ、ここはあれ、男らしくグッとこらえて、お姉さんの手からチャリンと数枚の硬貨を有難く頂戴したのであります。

そのような仕儀で頂戴つかまつった、男のロマン「葉巻チョコ」。

その味わいやリアルな見た目はいかなるものに相成るでしょうか?

そしてその後に展開された魅惑の乾杯タイムとは?

いざ!

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シガーチョコレートをこねくり回す!

どうです?

いかにもイタリアのダンディな色男が場末のバーでくゆらせてそうな渋いボックスでしょう?

もちろん材料は激アツなハバナ産のあれやこれやのはず。

おっと、いけねえ、普通にチョコでしたね。

しかもホエイパウダーやら全粉乳やらが入ってて、なかなかリッチな配合成分じゃないですか。

おおおお。

まさにシガー。

まさに葉巻ロール。

これこそが渋い大人の必須アイテムの一つってやつですよ。

じゃあ、ちょっと持ってみましょうかい?

うん、いい。

太さといい、長さといい、幅といい、極上の一品と遜色のないサイズ感。

こいつをですな・・・

こうやって持つとカウンターの向こうから「サッ」とバーテンが火を差し伸べてくれるんですよ。

でもこのままじゃあ、火はつかないので、周りを包んでいるシガーパッケージを外してみると・・・

こんな感じだぞっと

こうやってお口に入れるんだぞっと

でも今は嗜みませんよ?

食事の後のお楽しみにとっておくのが、違いが分かる大人のマナーになっていますのでね。

じゃあ、とりあえず行きつけのバーに行ってみますか?

バーで葉巻チョコを実食

バーに場所を移して実食タイムです。

ここはリアルにバーです。

友人とやってきました。

もちろんマスターには内緒です。

知られるとチョコを食べられますからね。

注文したのは山崎のシングルモルトのロック。

友人が好んで飲むウィスキーなので、私も付き合いました。

付き合い返しに葉巻チョコも付き合ってもらいます。

香りは薄いカカオフレーバー。

カリッとした軽い食感ののちに、かなり甘い味わいが到来しますね。

カカオのビターというよりも、ミルクチョコのかなり甘いバージョンでしょうか。

チョコは中が空洞で、シェルの厚みはそれほどないですが、甘く濃いというか、ミルクやホエイパウダーやココアバターの風味が濃厚で、これぞ「ザ・海外チョコ」という感じです。

久しぶりにあちら特有の濃いチョコに出会ったなという感想です。

これだけ甘さとミルク成分が濃いと飲み物は、間違いなくブラック珈琲かシングルモルトが似合うでしょう。

「そうだろう?」

友人に語り掛けます。

「ああ、まったくだよ」

口の周りをチョコだらけにして、ポンと肩を叩いて微笑むと、友人と私は再びシガーチョコを口の中でチュバチュバ吸い始めました。

(甘いぜ・・・)

濃厚なカカオミルクの香りが鼻孔を突き抜け、脳幹にまで行き届いて微粒子が目に染みる瞬間。

これだけの甘さをハードボイルドな味わいに変化させるためには、一口飲めば舌が苦味で「ビビビビビビ」と痙攣してしまうくらいのスーパービターなコーヒーもしくはウィスキーでないと、お口の中がデレデレになってしまいます。

幸い食感はポキポキしてて歯ごたえがあるので、顎の健康には良いですが、それ以上に虫歯には悪すぎる。

「マスター、リステリンをシングルモルトで割ってくれ」

困ったときのリステリン。

こいつを山崎で割ったときの喉に染みる快感といったら・・

最高です。

今夜も乾杯。

*リステリンは冗談です

まとめ

いきつけのバーinチョコレート実食、如何でしたか?

当然ながらかなりの誇張が入ってますが(いつものことです)、チョコ自体の味わいはレビューに書いた通り、かなり甘かったです。

それもミルクとココアバターの濃い部分が密度高い感じで口の粘膜に襲い掛かってきたという感じで、これは久しぶりにヨーロッパのストロングスタイルなチョコを食べたなという実感を持ちましたよ。

チョコとウィスキーは結構合うのですが、この甘すぎる味わいがさらに美味しさを増していたように思います。

コーヒーだとここまでの中和性はないので、やはり大人の社交場にはチョコはもってこいですね。

このブログを読んでくださる方の大半は成人の方かと思いますが、紳士淑女の皆さまには、ぜひともバーで一本おススメしたいチョコの一つとして、いずれかの夜の社交場でカウンター越しに声をかけて頂きたいと思います。

「マスター、こいつに火をつけてくれないか?」

ぜひいつの日か。。。

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