チェコ共和国のカーラ社が贈る、カカオ71%のダークチョコです。
カカオの含有量が71%というのは、カカオ界でもけっこうな濃さで、味のほうもかなり「濃い」のでは?さらにいうと、「苦い」のでは?と想像してしまいます。
いきつけの輸入食料店でこのチョコを見たとき、「チェコ共和国?」と思わず足を止めてしまいました。
チェコといえば、かつてチェコスロバキア共和国として東ドイツと並ぶ旧共産圏の工業国家として有名でしたね。冷戦後はチェコとスロバキアに分かれて、今ではそれぞれに共和国の名を冠して日本とも国交を結んでいます。
そんなどちらかというと機械の国のイメージの強い東ヨーロッパの国がカカオのお菓子を作っているなんて、いったいどんなだろう?という好奇心が湧きまして、思わず手に取って購入した、といわけなんです。
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「カーラ:フィノデアロマ」実食タイム
スリムサイズです。
黒をバックに金字の刻印、流紋状のデザインが「オサレなあいつ」を演出してくれます。
原材料は非常にシンプルです。
カカオマス、砂糖、ココアパウダー、ココアバター等々は、ごくごく普通のチョコレートの内容ですね。
何もいれずとも、フィノデアロマカカオだけで十分リッチな味わいが出せるぜ!というカーラ社の自信の表れでしょうか?
中身もオサレです。なにか高級なマッチセットを見ているような感じです。
う~む、やはりオサレではないか!
ゴールドの内パッケージ。
やっぱり高級マッチのような感じですな。
黒の衝撃!
きれいに入った直線のラインが、いかにも機械工業国チェコの精密さを表しています。
近くで見れば見るほど見入ってしまうクリーンなデザインの清新さ。
簡素だけど美しく感じます。
パキッという音を立てて割れたフィノデアロマ。
昇り立つ香りがなんとも香ばしくて、独特の風味を醸し出してます。
前述の説明では「麦芽の匂い」とありましたが、まさにそんな香り。
実食ですが、薄いチョコ板をパキリを割って口に入れると、たちまちほろ苦いカカオの香りが口中に香りたちます。
一言でいえば、
濃い
という感じでしょうか。
砂糖とかミルクの「くどくなる」風味をほとんど感じられないくらいにシンプルな味わいで、濃いながらも独特の香りが心地よくて、あっさりと食べられます。一口サイズなのもその一助になっているでしょう。
まとめ
こだわりのカカオマスを使用したフィノデ・アロマチョコ。
実際に「花の香」はそこまでしませんでしたが、代わりに「麦芽」フレーバーが漂っていて、濃いカカオの香りと合わせて「香ばしさ」「骨太さ」を感じることができました。
このシリーズはカカオの濃度を変えたバージョンもあるので、ぜひまた別のものを味わってみたいと思います。
本格派チョコをお好みの方はおすすめですよ(カルディで購入可)