ホールケーキ。
それは子供の頃から果てしないロマンを抱き続けた白く甘い物体であった・・・・
などと、突然ポエムで始まりましたが、そうなんです。
私は丸い大きなホールケーキが無類の好みなんです。
幼少時から大人の今に至るまで、ケーキを一人で独占して「グワシグワシッ!」と貪り食べるのがリアルな夢でありましてね。
もちろん今は十分な大人なので、その夢はこれまで何度か叶えたのですが、叶えれば叶えるほど、より大きくてゴージャスなものを欲するという終わりなき無限甘党地獄・・・
そんなスイーツ男の甘すぎる夢を一年中叶えてやろうじゃないかと、新たなるサービスを展開した阪急阪神百貨店さんです。
阪急阪神百貨店は阪急うめだ本店(大阪市)で10月9日、ホールケーキの通年宅配サービスを始める。同店の洋菓子売り場や大阪府内の菓子店を合わせた17ブランドのケーキを配達する。まず大阪市、豊中市、吹田市を配達先とする。持ち帰りにくいホールケーキの夏場やクリスマスシーズンでの需要を掘り起こし、年間の販売数を2020年に2割増の18万個に引き上げる。
阪急阪神百貨店といえば、関西が誇るデパートの雄ですが、同デパートが新たに始めるサービスはこれまでのデパート業界がやっていなかった「通年宅配」というもの。
普通はケーキの通販はクリスマス前後でしか扱ってないのですが、それを一年中いつでもどこでも配達してくれるというのですから、これはたまりません。
今回はそんな甘党には嬉しすぎるサービスについて、たっぷりと甘々に語っていきたいと思います。
*2020年10月から全国配達も行われます。詳細は記事の最後で
Check!!ヘルシーチョコレートおすすめ
Check!!カロリーオフスイーツおすすめ
*本サイトの記事内に広告が含まれる場合があります
食料環境にも優しい通年宅配サービス
まずは今回のサービスについての概要を以下にまとめてみます。
・阪急阪神百貨店が行う新サービス
・切り分けていないホールケーキを通年で配達する
・梅田本店で扱う17ブランドのケーキと他の6店舗のケーキを販売
・専用車を使って運ぶ
・配達区域は大阪市と豊中市、吹田市、尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、箕面市、池田市(2020年9月現在)
・配達料金は990円から(税込)
大きなケーキを持って帰るのが難しいというお客さんの要望に応えたものだそうで、確かにホールケーキを歩いたり、電車やバスで持ち帰るのはなかなか難しいですね。
途中で型崩れしたり、交通機関の遅れなどがあったときは、中のケーキも傷んでしまいかねませんし。
今回の配達サービスではそのあたりのことも考えて、温度管理と型崩れに配慮した専用車を使うということ。
さらにすごいのが、実は阪急阪神百貨店は今まで年間5億円をホールケーキで売り上げていたという実績。
5億円ですよ?
しかもケーキで^^;
私も相当のケーキ好きですが、5億円分を食べようと思ったら、一体どれだけの胃腸の強さを発揮しないといけないことか・・(いや、そもそも物理的に不可能ですが笑)
それだけ売れているということは、そこに一定の商品ロスも存在するというわけで、実際にそれに対する対策としての意味合いもあるようですね。
商品ロスの中でも食品に関しては、日本は世界の中でもトップクラスに食材の廃棄が多い国。
消費者庁でも
食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。日本では、年間2,759万トンの食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は643万トン。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成29年で年間約380万トン)の1.7倍に相当します。
となっていて、かなりの量を廃棄していること分かります。
テレビでもコンビニやスーパーで廃棄される弁当など、賞味・消費期限切れによる食品ロスが主な原因になっていると取り上げられていますが、確かにそういう面はあると思います。
そんな世界的に問題になっている食品ロスをケーキの観点から見直そうなんて、素晴らしすぎる試みじゃありませんか。
ケーキなんて再利用するにも甘さ以外の要素しかないので、ペットにあげるわけにもいきませんし、生の食材が使われているので腐ってしまうと廃棄以外の道は想像できませんからね。
今回のサービスは「事前予約」が購入の条件になっていうのも、食品ロス予防には良きことです。
ホールケーキを一年中食べることができる幸せ
食材環境に優しい通年宅配の素晴らしさはもちろんですが、スイーツ好きにとってはまず何よりも「一年中ホールケーキが食べられる」という響きがあまりにも刺激的です。
ほとんどのスイ―タ―はそうだと思うのですが、あの大きなホールケーキを一人でバクバク食べることができるひと時というのは、幸せ以外の何物でもないんじゃないですか?
ケーキというのはですね、意外と一人では食べられないもんなんですよ。
ショートケーキならいざ知らず、ホールケーキなんて買う機会そのものが少ないし、あったとしてもクリスマスや誕生日とか記念日ぐらいですからね。
で、そんなときに限って誰かが絶対にいるときた。
それはそうです。
だってお祝いなんですから。
皆で祝って楽しくケーキを切り分けて食べましょう、という主旨のもとに開かれたパーティーなんですから。
しゃらくさい!
ケーキを食べる時はいつもそう思っていました。
この大きなケーキを独り占め出来たら、どんなに幸せなことだろう。
このケーキの真ん中に顔をうずめてモフモフ言いながら、ケーキの海の中で泳ぎ渡れるなら、自分には誕生日プレゼントなんて必要ない。
そう思いながら、皆が目の前のケーキを小皿によそって持っていく様を眺めていましたよ。
表面上は笑顔でそれを見送っていましたが、心の中はもう鬼です。
「てめえ、そのイチゴの部分を持ってくんじゃねえよ!」
とか
「おいおい、そのチョコの板が乗っかったやつは俺が狙ってた分じゃねえか!」
とか
「外のはみ出たクリームをねぶるんじゃねえよ、この泥棒野郎!」
などなど、もうめちゃくちゃでしたね、心の中は罵詈雑言だらけで。
そんなゆがんだ「ホールケーキへの愛」を持っていた私が成人したら、お祝い事でもできるだけ多めにケーキを取り分けるようになったのも当然のことです。
みんな成人だから、特に気に留めないのも嬉しかったですね。
それでもなお、私の心の中には「ホールケーキ独り占め」への情動が常に渦巻いていたのですよ。(実際に何度もデパ地下や不二家のショップでケーキ独り買いしました)
そして今回。
店まで行かずに家で注文して、それを送ってもらえるサービスができたということで、さらに「ホールケーキ独り踊り食い」への自由度が高まったのです。
これでもう「ご家族のお誕生日ですか?」とか「パーティーですか、いいですねえ」などと店員さんに余計な腹を探られることもなくなり、遠慮なくチョコムースのでかいやつとか、苺が満遍なく乗ったキラキラ系のやつとか、チーズがこんもりブレンドされた食べ応え十分なあれとかを「バクバクバク!」と貪れるわけですよ、自分の部屋で。
ただ一つだけ懸案があります。
配達時にいかに家族に気取られることなく、このミッションを完遂できるかということです。
誰かに知られたら、確実に成果は奪われる。
それを防ぐには・・・
今日からそれをしっかり練りながら、きたるべきXデーに向けてお腹の中をスイーツ向けにウォーミングアップしていきたいと思います。
まとめ
もはや最後は私のホールケーキへの妄想と策謀的なノリになってしまいましたが、それだけ阪急阪神百貨店のケーキ宅配サービスは魅力的に映ったということになります。
通年というところがいい。
しかも有名デパートが扱うブランドですから、かなり上質なものが食べられるということですよ。
そして食品ロスへの貢献にもなると。
完璧じゃないですか?
オーダーメイド万歳でございますよ。
ということで、そんな通年宅配サービスはこちらから注文できます。
パッと見た感じでは有名パティシエのケーキもあって、なかなか美味しそうですね。
フルーツやナッツ、チョコをふんだんに使ったものまで、見るだけで幸せになれそうなケーキがいつでもどこでもあなたのそばへ!(地区限定ですが)
宅配サービスの全国展開がスタート!(2020年10月1日より)
これまで関西限定だった阪急百貨店のホールケーキ宅配サービスが2020年の10月1日より、全国に配達区域を広げることになりました。
その第一弾として、芦屋のパティスリーショップ「アンリ・シャルパンティエ」が5種類のケーキを販売しています。
詳しい情報は以下の記事にまとめているので、スイーツ好きの人はぜひご覧あれ。
-
阪急百貨店のホールケーキ宅配サービスが全国に拡大!【CAKE LINK】紹介
続きを見る