
スイスの老舗チョコブランド「リンツ」のハイカカオチョコの紹介です。
同ブランドのエクセレンスシリーズはこれまで100%、99%、85%と、かなり上位のものを試してきているので「もう必要ないんじゃない?」という声も聞こえてきそうですが、ノンノン!
世にあるハイカカオの多くは70%にベースを置いており、その味わいもそのくらいのカカオ濃度が最も口当たりがベストというのが、長年のハイカカオとの戦いにおいて人類が到達した歴史的事実というものなのです。
ゆえに!
今回の70%カカオチョコの実食は、そのハイカカオな原点に戻るという意味で非常に重要なレビューになるということ。
ということで、今回は人類史上、最も食べやすい70%ハイカカオのリンツバージョンをとくとご堪能くだされ(もはや勢いだけだ!)
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リンツ「エクセレンス70%」実食レビュー

恒例の銀紙インです。
サイズ感は手より少し大きめですね。

開封と行きましょう。

クリアなデザインと硬質な手触り感が芸術品のようです。
裏側も美しいフラット感。

近くで見ても美しいですね。

カカオの濃くてビターな香りが強いが鼻をつきます。
ではここで一割りを。

カキンと少し硬めの板を割るサウンドが心地よいですね。
ここで一口いきましょう。

食べ始めはビター。
口に含んで少し経つと「じわり」とした甘さが内側からにじみ出てくる感じがきます。
そのあとにフラワー感というか、アロマ感のある芳しいフレーバーがほんのり漂う感覚・・・

70%なのでちょうどよいビターテイストが良いですね、
とはいえ、食べた後の口の奥で少し「もっちゃり」した食感が残るのがマイナスかなと。
後味の濃さが強めですし、濃いカカオマスとほんのりした甘さが口の中でしばらく残る感じは悪くはないのですが、ちょっと濃いかなと。
なので何もしないとそのまま残るので、コーヒーや紅茶で洗い流すのが大人の流儀というものでしょう!
まとめ

食べ始めや最中よりも「食後」にハイカカオ感が強く残留する感じがしますね。
後味をもう少しさっぱりしてくれると、より美味しさが増すと思いますが、ヨーロッパのチョコ独特の「自己主張の強さ」というやつでしょうか?
以前エクセレンスシリーズを食べたときは感じませんでしたが、数年してそう感じるようになったのは、数々のチョコを食べてきて自分の舌が肥えてきたのか、それとも年をとって味覚が変わってきたのか・・・(おそらく後者)

日本のハイカカオチョコより少し濃いめですが、食感や後味に微妙な違いがある感じがします。
個人的にはさっぱり感のある国産ハイカカオのほうが好きなのですが、本場のハイカカオのパワフルさというのは「健康」には決して無視できない存在感ではあると思うので、ぜひ今後もめげずに渡来し続けたいと思いますよ。
そしてリンツさん、ぜひ100%越えのスーパーハイカカオチョコをぜひ!

