年々暑さが増していく日本の夏。
とくに7月中頃から9月にかけての「初夏~残暑」はとにかく暑い。
紫外線が容赦なく肌を攻撃してきます。
そんなときにチョコレート好きとしては「溶けるし、暑いし、食べてられるか!」という気分になりがちですが、いえいえ!
そのチョコレートが実は「紫外線カット」に有効なんですよ?
今回はその理由と食べ方を紹介していこうと思いますよ!
チョコレートが紫外線カットに良い理由
その理由とはずばり、
「チョコレートに含まれるカカオポリフェノール」
の働きによるものです。
カカオポリフェノールにはもともと以下のような働きがあります。
・血圧低下
・動脈硬化予防
・美容効果
・アレルギー改善
・脳の活性化
とくにこの中の「美容効果」の部分が大事ですね。
「カカオポリフェノールは、肌老化の原因のひとつである「活性酸素」が引き起こすトラブルを防ぐことが期待される」
とも書かれており、肌への働きが示されています。
そして肌の老化の原因の一つ「活性酸素」は紫外線からも生まれます。
紫外線は適量であれば体の中にビタミンDを作って、カルシウムの吸収を促してくれるなどの良い働きがあります。
しかし強すぎる日差しからの紫外線はむしろ人体に有害です。
いわば人体にとって「外敵」ともいえる存在。
そんな外敵(強すぎる紫外線)の容赦のない攻撃によって「肌の赤みや痛み」を生じてしまいます(炎症)。
その炎症を防いでくれるのがカカオポリフェノール。
同時にカカオポリフェノールには紫外線に当たることで起きる肌の老化(酸化)も防いでくれるのですね。
まさにカカオポリフェノールは「肌の守護神」。
さらに具体的な例を挙げてみましょう。
・チョコレートの原料カカオ豆は、ガーナなど西アフリカ、東南アジア、中南米という赤道直下の平均気温27度以上、日差しが強く暑い場所で栽培されている植物
・2013年に徳島大学で行われたマウス実験では、紫外線を照射すると「肌の角質水分量低下や水分蒸発など肌のダメージが発生」した一方、カカオポリフェノールを餌に混ぜて1週間与えたところ「角質水分量低下や水分蒸発を抑えられた」
・2009年にイギリスで行われた人の実験では、カカオポリフェノールを3か月継続して飲んだ結果「紫外線を浴びても肌が赤くなりにくくなった」
・2016年韓国で行われた人の実験では、高カカオドリンクを半年間飲み続けると「肌のキメがアップ」「肌のハリが良くなった」「肌の水分量が上昇した」「クマやくすみの改善した」
小学館が運営する「DIME」というメディアサイトからの引用です。
ここで分かることは、
・カカオは紫外線が強い地域で育った植物。紫外線に耐えるように進化してきている
・マウス、人体ともに、一定期間カカオポリフェノールを摂取すれば、肌の改善につながる
ということですね。
いわばカカオの植物としての力を借りて、紫外線から身を守るというのが、カカオポリフェノールを使った対策というやつですね。
カカオポリフェノールの摂取の仕方
紫外線の攻撃から人体を守ってくれるカカオポリフェノールの偉大さを理解した後は、実際にどれくらいの量を食べるのか、またどんなチョコレートを食べれば良いのかについて紹介していきます。
まず食べるチョコレートについてですが、これはもう文句なしに「ハイカカオチョコレート」に限ります。
カカオポリフェノールの配合率が70%以上のものが推奨されています。
食べる頻度は「毎日摂取する」「最低でも1週間」が原則です。
先ほどのメディア記事での実験では半年も要したケースもありますし、逆に一日で効果が出た場合もあります。
このように個人差もあるので、まずは「一週間」を目安にすると良いと思います。
慣れてきたら1か月、2か月と続けていってください。
食べる量はサイズにもよりますが、市販されているハイカカオチョコでいうと、一日1~3枚がベターです。
ハイカカオでも砂糖が多かったり、脂肪分が多く含まれていると(海外の物が多い)、ニキビができやすくなるリスクもありますし、太る原因にもなりますので、糖質・脂肪分が少ないものを選びましょう。
以上の条件を考えると、チョコ好きの私がおすすめするハイカカオチョコは以下です。
・明治チョコレート効果
・リンツ「エクセレンス」
どちらも70%以上のカカオポリフェノールを含んでいますし、糖質も脂肪分もかなり低めです。
まずは癖の少ない「70%~」から食べることをおすすめしますよ。
どちらも当ブログで実食してきていますので、以下の記事を参考にしてくださいませ。
明治チョコレート効果↓
リンツ・エクセレンス↓
-
リンツ・エクセレンス「フレーバーチョコ」実食ランキング【3選】
続きを見る
そのほかのハイカカオチョコもこちらでどうぞ↓
紫外線対策には日焼け止めを効果的に使いましょう
カカオポリフェノールで体の中を紫外線から守る一方で、体の外もしっかりと紫外線から守らなければいけません。
外と内の両方で紫外線対策を行うことが大事です。
海や山などの行楽地では、気温の上昇や動くことも多いため、汗で日焼け止めの効果が薄くなることもあります。
とくに夏の強い紫外線から肌を守る場合には、日焼け止めを2度塗りすることが推奨されています。
効果が薄れてきたなと感じたら、2~3時間ごとに塗りなおすなどの工夫をしてください。
面倒であれば、汗に強い日焼け止めも市販されていますので、そういったものを選ぶのもありです。
汗をかいても焼かない 【NULLウォータープルーフ日焼け止め ジェル】
赤ちゃんや肌の弱い方向けには、ノンケミカルで低刺激のものを選びましょう。
まとめ
灼熱の暑さが続く昨今ですが、チョコレートが紫外線に強いということを知って「よっしゃあ!」という気分になりました。
男性でも女性でも年を取ればとるほど、強い日差しを受け続けると「シミ」「皺」の数が増えてきますからね。
肌に保水力があって免疫力も強い若い年代なら、強い日差しも「健康的な小麦色の肌」になって眩しいくらいですが、30や40を越えるとそうもいかなくなりますしね。
私も思い切りその年齢なので、今後は日焼け止めとチョコの2枚看板で暑い夏を乗り切ろうと思いますよ。
日傘や帽子も忘れずに↓